青年期のうつ病の特徴として、抑うつ気分よりもイライラ感や焦燥感を訴えることが多いことがあげられます。
すなわち、相手の些細な言動にイライラしたり、怒りを表出させたりします。その姿は一見すると、うつ病には見えずわがままで未熟な性格に見えることがあるのです。
事情について何も知らない人からは勉強や仕事をさぼっているように見られてしまうこともありますが、うつ病はただのわがままや怠け癖とは全く違ったものなので、学校や仕事に行きたくない、と思うことに対しても悩む必要はありません。これはうつ病に限らず、パニック障害や不安障害などの精神疾患にも言えることなので、薬を服用するだけではなく、根本的に病気を治すためにも自分の心を休めてげるようにしましょう。
周囲にはそれが不真面目な態度に映ったり、怠けているように見えたりすることがあるのです。
すなわち、一見わがままで自己中心的な面は、本来の性格ではなく、すでに症状が出現しているためにそのように見えている場合があることに注意する必要があります。
そのような場合、適切な治療を行うことにより、わがままで自己中心的な面がすっかり影を潜め、しっかりした好青年に変わっていくことがあります。
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